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所信表明

所信表明・マニフェスト

3期目マニフェスト「太子改革宣言・第3幕」
『誰もが住みたくなる、住み続けたくなるまち、太子町』の具体化

平成28年6月議会において行った所信表明による、今後の太子町の基本施策などについて、お知らせします。

はじめに

平成28年第2回定例会の開会にあたり、ここに議長のお許しを得まして、町長就任3期目初めての定例会を迎え、私の町政に対する所信の一端を申し述べさせていただく機会を賜りましたこと、誠に光栄であり、心から感謝申し上げます。

私は去る4月10日の町長選挙におきまして、結果、他の候補者なき選挙となりましたが、住民皆様には、「まだまだ、やり残した仕事を今後もしっかりとやりなさい。」と、町長という任務を託されたと思っており、引き続き3期目の町政運営に当たりまして、これまで以上に住民の皆様の負託に応えるため、課せられた使命とその職責の重さを深く受け止めるとともに、改めて身が引き締まる思いでございます。

顧みますと2期8年の間、一貫して自らの政治姿勢であります「住民が主役」、「住民との対話」のもと、「誰もが住みたくなる 住み続けたくなるまち 太子町」を信条に、将来においても持続可能なまち、また、将来を担う子どもたちが希望を持てるまちをめざして、多くの方からのご意見を伺いながら、本町の課題一つひとつに対して全力を傾注しながら真摯に取り組んでまいりました。

町長就任以来、地方自治体を取り巻く環境は、決して平穏なものではなく、経済情勢の先行き不透明感、少子高齢化の進展並びに権限移譲の推進など、地方自治体は大きな変革時期の中に置かれ、このような中にあって、私は常に住民感覚を持ち、本町の発展、住民生活の向上に向けスピード感を持って多くの施策を推進してまいりました。

その施策の推進にあたっては、町の持つポテンシャルを存分に活用し、第4次総合計画の将来像である「みんなでめざします 豊かな緑と歴史を活かした元気のあるまち 太子町」の実現に向け、第1期目、第2期目のマニフェストをもとに、住民福祉の向上を図ることを念頭に置き、子育て支援をはじめ教育環境の整備、安全・安心のまちづくりなど、各種施策に取り組んでまいりました。

中でも、最大の課題として1期目から取り組んでまいりました子ども医療費助成制度につきましては、対象年齢を中学校修了までの年齢に徐々に拡大し、府内トップレベルの子育て支援を確立することができました。この他、数多くのマニフェスト事業につきましても着実に実施することができ、一定の成果が得られましたことは、これも一重に住民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力の賜物と感謝し、厚くお礼申し上げる次第です。

そして、3期目の初年度となる平成28年は、太子町町制施行60周年を迎える年となります。先人の皆様が、次世代も良き太子町であることを思い描き、本町を今日の発展に導いていただいたように、今の私たちも次の世代のことを思い、「機」を逸することなく各種施策を的確に実施していかなければなりません。また、先人から脈々と受け継いできた太子町のまちづくりへの思いを絶やすことなく、しっかりと将来に向かって一歩一歩着実に歩み、先人の皆様に恥じない、これからも全国に自慢できる太子町の姿であらなければならないと思っております。

今年度からスタートする第5次総合計画は、町長任期の初年度が重なる貴重な機会であり、この計画には私のまちづくりへの思いを強く盛り込ませていただきました。総合計画の将来像である「人と歴史と自然が交流し未来へつなぐ和のまち“たいし”」の実現のため、私自身の3期目のローカルマニフェストの実現をめざして、引き続き太子町の発展のために誠心誠意、粉骨砕身、全身全霊を尽くしてまいりますので、改めまして住民皆様並びに議員各位のご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

さて、我が国の社会情勢を見ますと、未婚化や晩婚化また晩産化などを背景とする出生率の低下により、少子化が進行する一方で、世界に類を見ない高齢化も進行し、平成60年には人口が1億人を下回ると推計されるなど、大変厳しい時代を迎えようとしております。そこで、国では少子高齢化や人口減少への対応とともに、東京圏への人口集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保することで、将来にわたって活力ある日本社会を維持することを目的に地方創生の深化を進めております。

また、大阪府においても、人口減少、超高齢化社会の到来を、「変革のチャンス」と捉えて改革に取り組むとともに、これらがもたらす「将来の備え」を着実に推進することとしております。

本町も例外ではなく、平成17年度の人口ピーク時から人口は年々減少し、近年では合計特殊出生率が大阪府の平均を下回るようになり少子化の傾向が顕著になる反面、高齢化の進展は止まらない状況となっております。町全体が人口減少サイクルに陥り、このまま何もしなければ、町の活力が衰退していくことを意味するものとなり、そのような未来を絶対に到来させてはなりません。総合戦略における課題でもあります、「いかに若い世代の転出を食い止めるか」、「いかに子育て世代の転入を促進するか」、「いかに高齢者に暮らしやすいまちをつくるか」、そのためには、これまでの2期8年間、積み重ねてきた施策を土台に、更なる質の向上をめざし、新しいものを創り出すことへ挑戦して行くことが、私のこれからの責務であると強く心に刻み込み、第5次総合計画に掲げる施策を確実に推進するとともに、今後の4年間の新たな取り組みとなる3期目のマニフェストに掲げる施策を進め、住民福祉の向上と太子町の発展のために、全力をあげて町政運営に取り組んでまいる所存でございます。 

それでは、今後4年間におけるマニフェストに掲げる5つの基本目標に沿ったそれぞれの「太子の実現」に向けた私の考え方についてご説明申し上げます。

こころ健やかで、元気に暮らせるまち 太子の実現

我が国における少子高齢化は、特に地方においてその傾向が顕著で、各地方自治体の共通のテーマとなっており、急速な少子化は本町におきましても同様であります。

核家族化の進行や地域コミュニティの希薄化が進む中、子どもたちがまちづくりの主体として育っていくことが、何よりまちの活気を取り戻すための手段であり、そのためにも子どもたちに対する総合的で重層的で継続的な支援をしていくことが必要かつ重要と思っております。

そこで、子どもたちが健やかに育つため、子育て中の家庭だけではなく、保育所、学校をはじめ、地域ぐるみで子どもを守り育てていくため、育児に対する不安や孤立感の解消などについて、それぞれの成長期に適した施策を効果的かつ継続的に提供することが大きなポイントであります。

こうしたことから、重点目標となる妊娠期から思春期までの育児・子どもの成長を切れ目なく支援するため、太子町版「子育て支援パッケージ」として、「太子町子育て包括支援センターの設置」、「不妊治療に要した医療費の一部助成制度」、「出産祝い品贈呈制度」、「幼稚園、保育園の保育料軽減制度」、「小学校、中学校の入学者祝い品贈呈制度」、この5つの施策をパッケージとしてまとめさせていただきました。また、これらに加え、乳幼児健診の充実や子どもたちの発達支援など、安心して子育てができる環境づくりに取り組んでまいります。

一方、高齢者などにおいても、保健・医療・福祉の切れ目のない連携のもと、住み慣れた地域で、安全で安心でき、健康で楽しい充実した人生を送ってもらう舞台を整えてまいります。3年目に突入しました健康マイレージ事業を推進し、健康意識の更なる向上を図るとともに、介護を必要とされる前の介護予防に対する取り組みを推進するため、関係機関と連携した地域包括ケアシステムを構築してまいります。また、好評をいただいております予約型乗合ワゴン事業についてもより利用していただきやすいよう充実を図ってまいります。

支え合い、安心して暮らせるまち 太子の実現

阪神淡路大震災や東日本大震災、最近では熊本地震など各地での大規模な地震、また予測をはるかに超える局地的な集中豪雨など、従来の対策では対応できない災害が頻繁に発生しております。しかしながら、対応できないと言えども手を拱いている訳にはいきません。

災害に対する備えとして、「自助」、「共助」、「公助」の連携は基本であり、公助としましては老朽化している施設や橋梁、道路などの公共施設を順次計画的に修繕してまいります。また、「共助」、「自助」においては、我が町太子町は住民自らの防災意識が強く、全町会・自治会で自主防災組織が立ち上がっており、これら自主防災組織への支援を引き続き行うとともに、富田林消防本部太子分署の職員体制の充実を図ることで、より一層の住民の安全・安心の確保に努め、太子町全体による強固な防災体制を維持してまいります。更に、インフラの関係も含めて、大阪広域水道事業企業団との水道事業統合により経営基盤を強化し、安定的な水の供給を確保してまいります。

高齢者の外出支援のための施策として、予約型乗合ワゴン事業を実施しておりますが、これらの方をはじめとする公共交通体系についても重点目標として検討を進めてまいります。また、高齢化社会の進展に伴う空き家問題についても避けては通れない課題であり、その状況把握を行いながら、今後の有効活用についても検討してまいります。

活力と魅力にあるれる、個性豊かなまち 太子の実現

本町の産業動向を見ますと、いずれも低迷傾向が続いており、特に、本町の基幹産業である農業では農家戸数や耕地面積の減少、農家の高齢化とともに、耕作放棄地も増加の一途を辿っている状況となっております。これらについては、短期間での効果発現をなかなか期待できるものではなく、腰を据えて地道に対応し後継者が育つ農業、時代に合った農業振興策に取り組んでいくことが必要であります。

農業の衰退は、新鮮で安全な農産物が減少するだけでなく、土地の荒廃なども招きます。農業の担い手の育成と耕作放棄地対策のため、農地中間管理機構を活用した遊休農地の有効活用や地域活性化のため、市民農園の開設を促進するなど、都市農業を進行するための施策を展開してまいります。加えて、総合戦略にも位置付けております、町の特産品であるみかんやぶどうなどを利用した「太子ブランド商品」を新たに開発し、道の駅などにおいて販売することで農業振興にも寄与するものと考えております。

また、商工業の振興については、太子インター周辺の企業誘致の促進を図るとともに、総合計画の土地利用方針に掲げる緑交流ゾーンには生活の利便性につながる商業施設を誘致し生活拠点整備として位置付けており、重点目標とする「都市計画道路太子西条線」を早期に整備し、その周辺土地の有効利用をはじめ、住民の皆様が町内で安心して買い物ができる環境の実現を促進してまいります。

 町の魅力を活かした交流の推進については、「太子聖燈会」、「竹内街道灯路祭り」、「たいし聖徳市」など、住民主体によるイベント開催により、地域の活性化や町への愛着心が培われております。また、こうした町を大切にする気持ちが来訪者に伝わることで交流人口の増加促進につながり、強いては太子町のシティセールスにも大きく貢献していただいていると思っております。地域の魅力が掘り起こされるこうした取り組みを地元住民の皆様と共に進め、引き続き観光振興に取り組んでまいります。

豊かな自然・歴史とともに育つ誇りある 太子の実現

次に掲げる3つを基本目標としております。

まず、地域とともに育む学校教育の充実のため、子どもたちが、自己実現に向けて学びの意欲をもち、豊かな人間形成が可能となるよう取り組んでまいります。

2つ目には、生涯にわたり学べる環境づくりのため、住民が自主的に学び、交流する生涯学習やスポーツに取り組む機会を提供し、世代や立場を超えた交流の促進を図ってまいります。

3つ目としましては、地域への愛着心の醸成のため、地域コミュニティ活動に対する支援を図るとともに、地域に住むことの誇りにつながる、歴史・文化的資源について保存や活用を図ってまいります。

これらの基本目標の取り組んでいく具体的な施策としましては、英語教育の充実によるコミュニケーション能力の育成や情報活用能力を高めるためのICTを活用した学習指導に取り組んでまいります。また、健全な学校生活を送れるように、総合学校支援事業を通じて、不登校やいじめ、暴力行為などの課題に対する予防や早期の解決に取り組んでまいります。また、安全で快適な学校づくりのために、小学校の普通教室の空調設備やトイレの洋式化など学校施設の整備も進めてまいります。

老朽化した町立公民館の建て替えは、3期目のマニフェストの大きな重点目標の一つであります。豊かな自己実現のため、自ら学び、活動できる生涯学習活動の拠点となる複合施設として新しく建て替え、より住民の皆様が自発的に生涯学習に参加できるよう整備してまいります。

また、国史跡二子塚古墳の保存整備や竹内街道の日本遺産登録をめざすなど、文化財や歴史資源の活用を図り、歴史学習、また地域振興や観光振興にもつなげてまいります。

その他、人権尊重のまちづくりの推進や男女協働参画社会の実現に向けた取り組みも進めてまいります。

みんなで歩む協働のまち 太子の実現

住み良いまちづくりはみんなの力でという考えのもと、行政と住民が互いの信頼関係に基づき、その役割や責任を明確にし、協力し合う協働のまちづくりを引き続き進めるため、住民の行政ニーズの多様化に対応し、更に開かれた行政の運営に取り組みながら、町政への参加の機会を広げるため、情報公開をより進めてまいります。

重点目標として掲げております、地域コミュニティの活性化についてですが、町会・自治会は、その地域に暮らす住民が相互に協力し合い、地区清掃、防犯、防災対策、福祉などの様々な地域に共通した課題の解決に取り組んでいただいており、安全で快適なまちづくりを推進する行政の重要なパートナーであります。そのためにも、町会・自治会への加入促進を図るとともに、その活動に対する支援を引き続き図ってまいります。

また、第5次総合計画の実現や各種計画の推進を着実かつ確実に進めていくため、安定した財政基盤の確立と、健全な財政運営に向けて「太子町行財政運営プラン(案)」に基づく行財政改革を継続して取り組むとともに、行政の効率化の観点から引き続き、周辺自治体と連携した行政運営を図り、行政サービスの向上に努めてまいります。更に、「太子町人材育成基本方針」に基づき、現下の行政運営に対応できる職員の能力開発も図ってまいります。

重ねて申し上げますが、将来の人口減少に歯止めをかけるため人口ビジョンや総合戦略を進め、目標設定とする人口を維持できるよう魅力ある子育て環境を整備し、若い世代の流入を促進してまいります。また、将来の人口展望を見据え、公共施設等の適切な維持、管理を図ってまいります。

以上、今後の町政運営につきまして、所信の一端を申し述べさせていただきました。

本町の行財政運営を取り巻く状況は、私が町長に就任した時と同じく依然として厳しく、さらに追い打ちをかけるように少子高齢化の進展は、国はもとより、国を支える地方自治体に今後大きな影響を与えることが必然であります。冒頭にも申し上げましたが、このまま何もしないということは、町の活力が衰退していくことを意味するものとなり、そのような未来を絶対に到来させてはなりません。

この「ピンチをチャンスに、危機を好機に」、私の挑戦は時代の変化をしっかりと受け止め、更なる飛躍をめざし、新たな4年間への決意のもと町政運営を進めてまいりたいと思っております。

船に例えるなら私が船長で、職員が乗組員という「太子丸」をより良いまちづくりのために今後4年間の航海を進めてまいりますが、決して穏やかな海ばかりではなく、荒波や岩などの障害が行く手を阻むこともあるかもしれません。そんな時こそ、羅針盤となる住民の声を聴き、また議員の皆様のご指導を賜りながら、航海路を最善、最高のコースで進め、「誰もが住みたくなる、住み続けたくなる太子町」の実現が見える港に着けるよう舵を切ってまいりたいと考えております。

どうか、議会並びに住民の皆様には、今後の町政運営に格段のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げまして、3期目の就任にあたりましての所信表明とさせていただきます。

お問い合わせ先
太子町総務部秘書課
電話:0721-98-5531
ファックス:0721-98-4514
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