大道旧山本家住宅
大道旧山本家住宅は、わが国最古の国道とも言われる竹内街道の沿道にたたずむ「かやぶきの古民家」で、大和棟の形態をよく残し、大和と堺を結ぶ街道沿いの歴史的景観を特徴づけるものとして「国登録有形文化財(建造物)」となっています。周辺には道しるべや伊勢燈篭などが残されており、かつて経済活動や巡礼にと人々のゆきかった、当時の面影を今に伝える格好のスポットとなっています。
春季、秋季の特別公開のほか、各種イベントなどで屋内も見学することもでき、歴史街道の沿道の特徴的な住まいを体験して頂けます。
施設の概要
大和棟の主屋と北西に連なる入母屋造・桟瓦葺きの離れからなり、東側には蔵を配置しています。その構造手法から江戸末期と推定される主屋は、茅葺きの切妻屋根の両側を本瓦葺きとし、内部はドマ、ザシキ、シモミセなどを配する典型的な民家で、離れには大正元年(1912)の棟札も残ります。蔵は昭和27年に建て替えられたもので、当初は広場を囲んで他に2棟の米蔵がありました。平成16年9月に公開するにあたり、近年の改装部分を取り除き、転用されたドマの差鴨居を原状に戻すなど、あまり手を加えずかつての姿に復元しています。
ところ
太子町山田1797番地(道の駅「近つ飛鳥の里・太子」より徒歩3分)
開館日
通年の土日、祝日
ただし、年末年始(12月28日~1月4日) は除く。
開館時間
午前10時~午後4時(ただし正午~午後1時は休憩)
入館料
100円(満18歳以以上)
入館料の免除
身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳の交付を受けている人が入館される場合は入館料が免除になります。
注意:当該手帳を大道旧山本家住宅の受け付けにご提示ください。介護の人(1人)も免除になります。
気象警報等発表時の臨時休館
午前7時の時点で大雨特別警報、暴風警報、土砂災害警戒情報が発表中の場合は、終日臨時休館となります。
開館中、大雨特別警報、暴風警報、土砂災害警戒情報が発表された場合、すみやかに臨時休館となります。
台風接近による計画休館
前日午後5時時点の台風の進路予想により、翌日の午前7時から開館時間内に、太子町が暴風域に入ることが見込まれる場合はその日は臨時休館となります。
地震発生時
当日に震度5弱以上の地震が発生した場合は、終日臨時休館となります。
開館時間内に震度5弱以上の地震が発生した場合は、すみやかに臨時休館となります。
国登録文化財
文化財保護法により文部科学大臣が、保存及び活用についての措置が特に必要とされるものを文化財登録原簿に登録された文化財。
「文化財登録制度」は近年の国土開発や生活様式の変化などによって、社会的評価を受ける間もなく消滅の危機に晒されている多様な近代の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために導入された、緩やかな保護措置を講じる制度です。
大道旧山本家住宅は平成14年8月21日に主屋・離れ、平成15年9月19日に蔵が登録されました。
大道旧山本家住宅の新型コロナウイルス感染症対策
関連施設のご案内
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関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
太子町教育委員会事務局生涯学習課
電話:0721-98-5534
ファックス:0721-98-4514
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更新日:2021年09月15日