クビアカツヤカミキリの情報提供をお願いします

更新日:2021年10月14日

大阪府内で、「クビアカツヤカミキリ」による被害の拡大が続いています。人体に害はない昆虫ですが、幼虫がサクラやモモなどの樹木内部を食い荒らし、食害が進むと、被害木の枯死や落枝、倒木などの恐れがあります。

クビアカツヤカミキリによる被害防除を効率的かつ効果的に進めるため、被害状況の把握を行っています。フラスや成虫を見つけたら、発見日時、場所、発見時の状況を環境農林課までお知らせください。

クビアカツヤカミキリの成虫

クビアカツヤカミキリの成虫

幼虫が木から排出するフラス

幼虫が木から排出するフラス

クビアカツヤカミキリとは

クビアカツヤカミキリは、平成30年1月15日から「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」に基づく特定外来生物に指定されています。そのため、飼養(飼育)や保管、輸入、販売、譲り渡し、野外へ放つことが禁止されています。

幼虫

4~10月に活動します。樹木内部を食し、うどん状のフラス(木くず・糞の混合物)を樹皮表面のフラス排出孔から排出します。樹木内部で2~3年かけて成長し、さなぎから成虫になります。

成虫

6~8月に樹木外部に発生します。頭部の下(前胸の一部)が赤く全体的には黒い体をしています。雌一匹につき体内に300~400個の卵を持ち、樹皮表面のくぼみに産卵します。日中に活動し、幼虫とは違い越冬はしません。

ご家庭の庭木などでフラスや成虫を見つけた時にできる対処法

・成虫は見つけ次第、固い地面で踏みつけるなどして捕殺する。

・フラスを見つけたら、千枚通しや針金などを穴に入れ、中のフラスをかき出し、市販されているノズル付の薬剤を注入する。

・フラスが出ている樹は、4ミリメートル目合いのネットを2重に高さ2メートル程度まで巻き付けるなどして、成虫の拡散を防ぐ。

・定期的にネット内を確認し、成虫を見つけ次第、ハンマーなどで撲殺する。

・被害の大きい枝や樹は、早期に伐採し、チップ化する。可能な場合は規定に従い焼却する。切り株も、ネットやビニルシートなどで覆う。

この記事に関するお問い合わせ先

太子町まちづくり推進部環境農林課
電話:0721-98-5522
ファックス:0721-98-4514
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