一須賀古墳群【国史跡】

更新日:2013年03月07日

一須賀古墳群

一須賀古墳群は、6世紀中頃から7世紀前半にかけて築造された群集墳で、府内でも有数の群集墳として知られます。総数は200余基と言われており、大半は直径10~20メートル程度の円墳です。副葬品に舶載品(はくさいひん)と考えられる金銅製の沓(くつ)や垂飾付耳飾、ミニチュアの炊飯具などがみられることと、北側に位置する7世紀の王陵群である磯長谷古墳群との強い結び付きが想定されることから、朝鮮半島からもたらされた新しい技術力を背景に、有力氏族が掌握した渡来系氏族の集団墓と考えられています。