薬剤の適正使用の推進
ポリファーマシー
ポリファーマシーとは
「ポリファーマシー」とは、多くのくすりを服用しているために、副作用を起こしたり、きちんとくすりが飲めなくなったりしている状態をいいます。病気の数が増え、受診する医療機関が複数になることにより、必要以上のくすりや不要なくすりを服用することが原因で、単に服用するくすりの数が多いことではありません。
ポリファーマシーを予防・解消するために
ポリファーマシーを予防・解消するために、勝手にくすりをやめたり、減らしたりするのはよくありません。くすりが多いからといって必ず減らすべきということではありませんので、必ず、医師や薬剤師に相談しましょう。
日頃から、自分の処方されているくすりがわかるように、お薬手帳を1冊にまとめて持ちましょう。
詳しくは、下記サイトをご参照ください。
ポリファーマシーに対する啓発資材の活用について【厚生労働省】(外部リンク)を見る
セルフメディケーション
セルフメディケーションとは
「セルフメディケーション」とは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」(WHOの定義)です。
セルフメディケーションを推進していくことは、国民の自発的な健康管理や疾病予防の取り組みを促進することはもちろん、医療費の適正化にもつながります。
セルフメディケーション税制
セルフメディケーション税制を活用するためには、確定申告をする人が定期健康診断などの一定の取り組みを行っていることが必要です。そのうえで、ご家族が購入した特定のOTC医薬品の合計が年間1万2,000円を超えた場合に、超えた金額(8万8,000円が限度)について、その年の総所得金額から控除を受けることができます。
対象となる医薬品
セルフメディケーション税制の対象となるのは特定のOTC医薬品であり、ドラッグストアなどで購入できる医薬品のすべてが対象となっているわけではありません。
OTC医薬品とは一般の人が医師の処方せんなしに、ドラッグストアなどで購入できる医薬品です。
詳しくは、下記サイトをご参照ください。
セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)について【厚生労働省】(外部リンク)を見る
リフィル処方箋
リフィル処方箋とは
「リフィル処方箋」とは、慢性疾患など症状が安定している患者について医師が認めた場合、最大3回、医療機関にかからずに薬局で処方せんを受け取ることができる制度です。患者にとっては、通院負担や再診料などが軽減できるメリットがあります。
注意:1回あたりの投薬期間や利用できる回数などは、患者の症状などを踏まえ医師が個別に適切と判断した期間になります。
注意:対象の可否は医師にご相談ください。
リフィル処方箋の使い方
・初回は、通常の処方せんと同様に、交付日から4日以内に薬局で調剤してもらいます。(調剤後は、薬局からリフィル処方せん(原本)の返却がありますので、なくさないように保管してください)。
・2回目以降は、リフィル処方せんに書かれた調剤予定日(前回の処方期間が経過する日)の前後7日以内に薬局で調剤してもらいます。なお、リフィル処方せんの場合、2回目および3回目の調剤時には医療機関の受診がありません。服薬中に気になったことや症状の変化などは薬剤師へご相談ください。
・3回目を使い終わった後は、再度医療機関を受診して、次の処方せんをもらいます。
注意:リフィル処方せんには、「リフィル可」欄の医師のチェックが入っていなければ利用できません。
更新日:2023年07月31日